受賞者一覧


文部科学大臣賞

タイトル :「ヴァイオリン演奏において重要な筋肉とは?」
学 校 名:桐朋女子高等学校音楽科
メンバー :深津 悠乃

<講評>
 ヴァイオリン演奏中の身体の動作を自作筋電計で計測し、熟練者の筋肉の使い方が非熟練者とどのように異なるかを明らかにした研究です。音楽を専門に学ぶ高校生が、自身の楽器演奏を通じて気付いた疑問を科学的に解明しようとした着想はきわめて独創的です。また、熟練者と非熟練者の違いを解剖学や生理学の知見に基づいて明らかにした研究成果は、従来の演奏指導法を科学の力で刷新し、より効率的かつ論理的な演奏技術向上に道を開くものであり、文部科学大臣賞にふさわしい研究です。



厚生労働大臣賞

タイトル :「抗酸化物質“αリポ酸”における抗がん作用の検証」
学 校 名:浦和ルーテル学院高等学校
メンバー :出野 泉花

<講評>
 一般向けに販売されている「αリポ酸」の抗がん作用について実験的に調べ、どのがんに効くか、そしてどの量で効くかを明確にしました。この結果は、今後の医学や栄養学にいかせる可能性が 期待されることから、厚生労働大臣賞に相応しい素晴らしい研究です。



農林水産大臣賞

タイトル :「マウス腸内フローラから観察したマヌカハニーの機能性」
学 校 名:山村学園山村国際高等学校
メンバー :高野 美穂

<講評>
 本研究はニュージーランドに伝統的に伝わるハチミツである マヌカハニーの機能性に注目し、腸内フローラのバランス改善効果を実証した研究です。有効成分であるメチルグリオキサールがラクトバチルスを増加させることを示しました。食品について新たな知見が得られており、農林水産大臣賞に相応しい優秀な研究です。



経済産業大臣賞

タイトル :「植物の褐変を用いた化粧品の評価~人体を用いないUV保護評価法の試み~」
学 校 名:国立米子工業高等専門学校
グループ :B&C研究同好会

<講評>
 本研究は、褐変植物であるアボガドを用いた新規UV保護評価法を提案し、科学的にその有用性を明らかにしています。本法は、既存の人体を使用したUV保護評価法と比較して倫理的側面および簡易性に優れており、化粧品をはじめ眼鏡や衣類など、UV保護評価を必要とする様々な産業に応用できる可能性があります。上記理由から、経済産業大臣賞に値する優れた研究であると評価しました。



環境大臣賞

タイトル :「白色のカニと青色の光 ~ハクセンシオマネキの生殖行動の鍵刺激~ 」
学 校 名:宮崎県立宮崎大宮高等学校
グループ :生物部

<講評>
 干潟に住むカニであるハクセンシオマネキの保護を目的とし、繁殖期の体色変化の研究を行いました。そして、甲羅からの青色反射光が種の識別、個体サイズが雌雄の識別の鍵となることを明らかにしました。この結果は、環境保全・生命多様性に寄与するものであり、環境大臣賞に値します。




科学技術振興機構賞

タイトル :「麹菌の成長及びアミラーゼ活性における光応答」
学 校 名:横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
メンバー :境 美晴

<講評>
 食品産業にとって重要な微生物である麹菌の成長や分生子形成およびアミラーゼ活性への,様々な波長の光照射が与える影響について丁寧に調べた研究です.適切な生化学的手法を用いて完成度の高い研究結果を導いているなど、今後の科学技術の発展に寄与することが期待でき,科学技術振興機構賞に相応しい研究です.




慶應義塾賞

タイトル :「有機溶媒耐性細菌による環境浄化の研究」
学 校 名:愛媛県立今治西高等学校
メンバー :壷内 楽

<講評>
 有機溶媒耐性菌の単離、有機溶媒資化の実験、社会問題への応用と、ストーリー性がありつつ社会的重要性の高い研究です。高校の実験室環境で実施するために創意工夫している点や、油による海洋汚染という問題解決にむけたバイオリアクターの検討までしている点を高く評価しました。未来を先導するような独創的な研究として慶應義塾賞に相応しい研究です。




山形県知事賞

タイトル :「農業廃棄物の有効利用法の研究 ~かぼちゃのゼロ・エミッション計画~」
学 校 名:長崎県立諫早農業高等学校
グループ名:食品科学部

<講評>
 本研究は、長崎県の農業の課題であるかぼちゃの廃棄物に着目し、果皮や種子、へた、蔓、葉の全てを使い切り、地元企業や農林技術センター等とチームを組んで、廃棄物の有効利用に関する研究開発を行ったものです。かぼちゃの月餅「つきひめ」においては、カロリーを下げかつβ-カロテンなどの栄養成分を高める高付加価値商品開発に成功しており、また、かぼちゃ廃棄物の繊維を使った和紙の開発にも創意工夫が見られ、新規性があります。実用化に即した地域活性化につながる可能性がある非常に優秀な研究であると高く評価されました。




山形県教育委員会教育長賞

タイトル :「モリンガを使った藍藻の抑制と除去する方法」
学 校 名:清風高等学校
グループ :生物部

<講評>
 本研究は、近年問題となっている湖沼富栄養化によるアオコの除去を目論み、より環境にやさしいモリンガ種子を用いた方法に関するものです。この研究により、モリンガ種子により珪藻類を維持しつつアオコを除去することが可能になりました。広い視野からのアプローチが見られ、教育的、かつ学術的にも優れることから、山形県教育委員会教育長賞に相応しい研究です。




鶴岡市長賞

タイトル :「遺伝子発現からみる日本のきゅうりの苦味」
学 校 名:羽黒高等学校
メンバー :菅原 彩華

タイトル :「心白粒と高温条件の関連性」
学 校 名:山形県立鶴岡南高等学校
メンバー :成澤 崇之



優秀賞

タイトル :「海水によるアトピー性皮膚炎抑制メカニズムの解明」
学 校 名:関東学院高等学校
メンバー :石井 愛海

タイトル :「地球温暖化防止にはどのような森林が有効か?」
学 校 名:ノートルダム清心学園清心女子高等学校
メンバー :郷原 雪枝

タイトル :「オニクマムシ(Milnesium taradigradum)の炭酸水からの乾眠導入と蘇生」
学 校 名:新潟県立新潟南高等学校
グループ :クマムシ班

タイトル :「青色光にハエに対する殺虫効果があるのは本当なのか」
学 校 名:山梨県立韮崎高等学校
グループ :生物研究部

タイトル :「イチゴは多数決を理解するのか」
学 校 名:栃木県立宇都宮女子高等学校
メンバー: 村中優里子




審査員特別賞

学校名:東京都立戸山高等学校
氏 名:安藤 有菜

学校名:国立米子工業高等専門学校
氏 名:岡 あまね

学校名:東海大学付属高輪台高等学校
氏 名:尾上 愛

学校名:宮崎県立宮崎大宮高等学校
氏 名:甲斐 文也

学校名:愛媛県立今治西高等学校
氏 名:梶浦 可菜

学校名:関東学院高等学校
氏 名:川上 仁之

学校名:東海大学付属相模高等学校
氏 名:清水 梨紗

学校名:横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
氏 名:浜中 祐弥

学校名:佐野日本大学高等学校
氏 名:真中 基伎

学校名:静岡県立掛川西高等学校
氏 名:丸山 海成

他に、優秀研究指導者表彰が4点贈られました。