慶應義塾賞

タイトル:「プラナリアの条件反射」
学校名:佐野日本大学高等学校
メンバー:和田昴大

<講評>
「学習させたプラナリアを二つに切断した時、脳を持たない方から再生した個体に記憶は残るのか?」この疑問に応えるため、電流と光照射を厳密に制御するための基板を自力で構築し、論理的に実験を進め、科学的な考察を付した。未踏領域に挑戦し、独創的な研究テーマにまで発展させた和田君のガッツとチャレンジ精神は極めて先導的であり、慶應義塾賞に相応しいものである。




科学技術振興機構賞

タイトル:「特異な銀過酸化物”Ag2O3”の抗菌、殺菌特性とその有用性」
学校名:宮城県仙台第二高等学校
メンバー:日置友智、安東沙綾、大村啓貴

<講評>
 今回の研究成果は、国際ジャーナルに発表可能な発見も含めた非常にレベルの高いものであり、特異な銀過酸化物Ag2O3を用いた研究は無機化学分野とバイオ分野の融合した研究は大変素晴らしい。非常に広範な実験から見出した研究成果は、日頃から実験を怠らない日々の努力の賜物である。発表代表者自身、科学全般の見識も非常に高く、今回発表した研究以外への科学的関心も高くあり、今回の研究成果は、今後、バイオ研究分野だけでなく、他の研究分野への波及および発展も多いに期待できるものである。


山形県知事賞

タイトル:「竹の堆肥化プロジェクト」
学校名:熊本県立鹿本農業高等学校
メンバー:霧下あゆみ、德永隼一

<講評>
 本研究は、地域において問題となっていた浄水場の汚泥と廃棄される竹を組み合わせ、実用性の高い堆肥にまでつくりあげたことは高く評価できる。また、その堆肥を実際に農家に納めアスパラガス栽培に活用したり、小学生の教育にも取り入れられていることから、地域活性化に大きく貢献することが期待される。




山形県教育委員会教育長賞

タイトル:「発芽時における音の影響」
学校名:佐野日本大学高等学校
メンバー:武本侑子、佐藤優紀

<講評>
 植物の生育に音楽が影響するか否かは非常に興味深いテーマであるが、これまで科学的な研究例は皆無であった。この問題に正面から取り組み、特定の周波数が生育の促進と抑制の両方に、しかも組織特異的に作用するという新たな事実を発見し、音に関する植物生理学の知見を大きく前進させた功績は大きい。またその解答にたどり着くまでの仮説検証の過程も素晴らしく、学術的に非常に価値のある研究である。



鶴岡市長賞

タイトル:「ニホンヤマビルの温度センサーに関する研究」
学校名:秋田県立金足農業高等学校
メンバー:嵯峨くらら、越中谷灯里

<講評>
 地域の身近な課題である吸血性のヤマビルの問題を解決するための研究であり、 ヤマビルの忌避メカニズムを解明した上で、忌避剤の開発を行っていた点が素晴らしい。 また実際に開発した忌避剤が実用化され、地域で活用されている点も高い評価を得た。



上記5つの研究指導者には優秀研究指導者表彰が贈られました。
他に審査員特別賞が16名の発表者に贈られました。