受賞者一覧


文部科学大臣賞

タイトル :「浮き葉形成によるデンジソウの生存戦略」
学 校 名:ノートルダム清心学園 清心女子高等学校
グループ :生命科学コース デンジソウ研究グループ

<講評>
水性シダ植物であるデンジソウが、水位の変化に対応して水面上に葉を浮かべる際の、葉柄の伸張メカニズムを明らかにした研究です。「生物」の教科書で学んだ植物組織の伸張に関するオーキシンや、他の植物の先行研究にあるアクアポリンに着目した仮説を立て、とても丁寧な研究からその双方の増加を発見しました。
これまでにほとんど解析されていない植物に対し、積極的に取り組み、植物研究に新たな知見を加えた、文部科学大臣賞にふさわしい研究です。



厚生労働大臣賞

タイトル :「長崎県農産物キクイモ(Helianthus tuberosus)の機能性解明と食品開発」
学 校 名:長崎県立長崎南高等学校
メンバー :内野 菜緒

<講評>
脂質異常症は、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中の原因と考えられています。本研究では、長崎県農産物キクイモを利用し、体外に脂質を排出させた結果には、驚くべき効果が確認されました。さらに、マウスの実験に留まらず、食品開発、ヒトの便通試験と、研究を進行させている点も評価できました。今後、健康食品や医薬品としての食品学・医学への貢献が期待できるため、厚生労働大臣賞に相応しい素晴らしい研究です。



農林水産大臣賞

タイトル :「擬似微小重力環境がトマトの生活環に及ぼす影響」
学 校 名:國學院高等学校
メンバー :高瀬 由杏

<講評>
 本研究は、無重力空間が農作物の成育に与える影響を調べるため、実際に3Dクリノスタットを用いて疑似微量重力環境を作り出し、トマトの成育への影響を調べたものです。その結果、宇宙環境における農作物育成の実現に向けた重要な知見が得られており、農林水産大臣賞に相応しい素晴らしい研究と評価しました。



経済産業大臣賞

タイトル :「廃棄物を利用した人の生活圏全てで発電可能な装置の開発」
学 校 名:国立米子工業高等専門学校
メンバー :瀬島 大生

<講評>
容易に手に入る材料と卵殻膜を組み合わせることで、LEDを光らせるのに十分の発電量を得たこと、また、その背後にある現象を明らかにしたことが高く評価されました。
この結果は、エネルギー生産の今後の技術発展につながることから、経済産業大臣賞にふさわしい素晴らしい研究です。



環境大臣賞

タイトル :「守れ!ふるさとのカスミサンショウウオⅧ~GISと環境DNAを用いた新規生息地の発見~ 」
学 校 名:岐阜県立岐阜高等学校
グループ :自然科学部生物班

<講評>
GISと環境DNAを用いて、地元の絶滅危惧種であるカスミサンショウウオの生態系把握と保全を進めています。新たに始めた環境DNA測定による生息地域の推定にも、自力での創意工夫がみられました。限られた時間のなかで情報を活用して社会問題に取り組む、データ科学とフィールドワークを組み合わせて成果をあげた素晴らしい研究です。




科学技術振興機構賞

タイトル :「Shewanella oneidensis MR-1の発電機構の探求 ~ペプチドグリカン層の関与~ 」
学 校 名:東京学芸大学附属国際中等教育学校
メンバー :塩津 颯人

<講評>
本研究は,発電微生物の機能改善を目指し,特に膜構造に着目した一連の実験を行い,その役割の一端を明らかにしたものです.まず研究の前提となる,微生物の培養方法や電力の測定方法をそれぞれ自ら開発・確立した上で,さらに「細胞壁が電子伝達を阻害する」という独自の仮説を検証し,応用と学術の両面において有意義な成果をあげています.持続可能な社会の創出に向け,微生物発電の実現は人類共通の喫緊の課題です.本研究はその実現に大きく寄与するものであり,科学技術振興機構賞に値します.




慶應義塾賞

タイトル :「変形菌の「自他」の研究 変形体のすぐれた自他認識力 」
学 校 名:東京都立小石川中等教育学校
メンバー :増井 真那

<講評>
個体が自と他をどう認識し、コミュニケーションをとるかという普遍的なテーマについて、世界で誰も知らない現象を知ろうとし、それを綿密な計画と情熱で発見していくプロセスともに、きわめて高レベルでした。そして何よりも発表者の情熱での高さがうかがえました。慶應義塾賞にふさわしい独創的でとても優秀な研究です。




山形県知事賞

タイトル :「イモ類の苗生産から栽培、加工品開発に関する取り組み」
学 校 名:山形県立村山産業高等学校
メンバー:奥山 修平

<講評>
山形県では芋煮に代表されるようにイモをよく食べる文化がありますが、本研究では、10年ほど前から生産が行われるようになった、日本原産のヤマイモである自然薯の生産量を増やすことを目標にしています。
苗を育てる培地の改良や、経験的に無意味と考えられていたマルチと呼ばれる黒いビニールを畑で用いることにより、イモの生産量を増やすことに成功しています。
また、道の駅と共同で自然薯や里芋を使った加工品を考案し、販売するなど、研究活動と一貫した地域貢献も認められます。
よって、山形県知事賞にふさわしい素晴らしい研究と判断されました。




山形県教育委員会教育長賞

タイトル :「日本産ドブガイ類の種分化」
学 校 名:埼玉県立松山高等学校
グループ :生物部

<講評>
本研究は、遺伝情報に基づく日本産ドブガイ類の種分化を目指した研究です。実際に、日本全国の様々な地域のサンプルに対して分類を行い、地域差による分類学的差異にも迫っています。基礎的な知見を積み重ねており、教育的、かつ学術的にも優れることから、山形県教育委員会教育長賞に相応しい素晴らしい研究です。




鶴岡市長賞

タイトル :「トリプルネガティブ乳がん(TNBC)に対するアプリロニンAの効果」
学 校 名:山形県立鶴岡南高等学校
メンバー :苑原 雄也

タイトル :「がん細胞が産生する免疫抑制物質の研究 」
学 校 名:鶴岡東高等学校
メンバー :三浦 橘平



優秀賞

タイトル:「アブラムシの行動と形態を寄主植物との関係から考察する 」
学校名:佼成学園高等学校
メンバー:井川 恭平


タイトル:「クマムシの種による乾眠耐性の違いと蘇生条件」
学校名:愛媛県立今治西高等学校  
グループ:生物部クマムシ班


タイトル:「栽培研究によるヘドロの効果」
学校名:清風高等学校 
グループ:ニッポンバラタナゴ


タイトル:「葉の成長に及ぼすジベレリンと光質の関係」
学校名:土浦日本大学中等教育学校
メンバー:鯉渕 南海


タイトル:「天然高分子によるアオコの凝集と肥料化の検討」
学校名:清風高等学校
メンバー:松井 良太


タイトル:「卵殻膜の中身を守る機能を用いた色素増感太陽電池の改良」
学校名:国立米子工業高等専門学校
メンバー:渡邉 弘大



審査員特別賞

学校名:ノートルダム清心学園 清心女子高等学校
氏名:浅野菜乃佳

学校名:山村学園山村国際高等学校 
氏名:新井 倭愛

学校名:愛媛県立今治西高等学校
氏名:池内 明香

学校名:山村学園山村国際高等学校 
氏名:上坂 朋之

学校名:山形県立鶴岡南高等学校
氏名:上野 莉南

学校名:岐阜県立岐阜高等学校
氏名:岡田 翔吾

学校名:東海大学付属高輪台高等学校
氏名:尾上 愛

学校名:熊本県立第二高等学校 
氏名:木村 春香

学校名:福島成蹊高等学校
氏名:佐藤 亜美

学校名:横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 
氏名:鶴貝優梨花

学校名:山梨県立韮崎高等学校
氏名:平田  匠

学校名:東海大学付属浦安高等学校 
氏名:古本 裕一

学校名:静岡県立掛川西高等学校
氏名:三澤 恒汰

学校名:川村学園高等学校 
氏名:百瀬 由佳

学校名:駒澤大学高等学校 
氏名:高野 裕香

学校名:相模女子大学高等部 
氏名:宮内 実希

他に、優秀研究指導者表彰が4点贈られました。